持ち物への記名はなくせるのか(その2)
園児の持ち物への記名をなくす方法について掘り下げてみたい。
記名をなくしたいと思う経緯はコチラ。
*保護者のどんな事情で記名忘れが発生するのか?
・記名したと思い込んでしまう(確認の不足)
・忙しくてそこまで気が回らない(時間の不足)
・面倒くさい、気付いたけどまぁいいかと思ってしなかった(意識の不足)
1.【確認の不足】に対して現状行っていること
・記名無しの物が生じた際に、お願いをする。
・衣替えの時期や、全体で無記名が増えている時などに、連絡帳アプリでお知らせをする。
2.【時間の不足】に対して現状行っていること
・園で記名対応をする。(記名無しの物が確かにその家庭の物かの確認を行った上で、許可を得てこちらで記名をする)
・お名前スタンプなど時間削減に役立つ商品の案内をアプリでお知らせする。
3.【意識の不足】に対して現状行っていること
・お願いの徹底(なぜ、名前がないと困るかの背景を繰り返し説明する)
4.現状の対策の課題点
どれも、相手に行動や意識を変えてもらうことが前提になっている。
*記名のチェック必須の状況は何故発生するか?
「家庭で〇〇をしてくる」という構造により、記名の有無というばらつきが発生してしまっている。出席シールや自由帳など、園でまとめて購入してそのまま使うものは、園で一斉に記名をするため、記名漏れが発生しない。
→個人の持ち物も園で記名をしてしまえば良いのではないか?
*園で記名をする方式のメリット、デメリット
・メリット
→保護者側の記名負担減少
→「記名をしてください」というお願いを保護者にしなくてよくなる。
・デメリット
→園で記名する工程の増加(記名自体はやっぱりなくならない?)
→持参品の状況の確認という工程は減らない。
家庭で洗濯をした衣類を持参する際に、常に一定の衣服を持ってくるわけではない。つまり、登園時の持ち物の中に、新たに持ってくる物(無記名)と、既に園で記名したことがある物が混在する。記憶で「これは一昨日に記名したはず」としてしまうと、記憶違いも起こりえるほか、全く同一の服を複数持っている場合などもあり、結果的に無記名の物が活動中に判明ということを引き起こしかねない。
こうして整理してみると、【持参品】という点を解決できれば、記名から解放されそうな気がしてくる。
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